こころの言の葉
2008年 11月 09日
面と向かっては言えない思いを『手紙』に託して
中学生の子から親へ、親から子へつづる『こころの言の葉』コンクール。
っと、言うのがあります。
マンボウの同級生が最高賞になりました。
どの『手紙』もジ~ンときて 泣けてきます。
どの作品がどの子かなのかはわかりませんが、
いっしょに ジ~ンとしてください。(T_T)
★ 無題
父さんいつもありがとね。いつも父さんには嫌な事ばっかり言ったり、
嫌な行動ばっかりしてごめんね。父さんは私のために、朝から晩まで
毎日必死に働いているもんね。
でも、父さんには、ちょっとした障害があるから、トラックとかの免許を
取りたくても、ほんに一部しか免許を取ることができないし、
「ココで働きたい」と思っても簡単には働けない、雇ってもらっても
何ヶ月かしたら辞めないといけない。こんなことが続くけど父さんは
一言も弱音を吐かない。
あのね父さん、私が我慢すればいいんだったらどんなことでも
我慢するよ。寂しくても我慢するから、絶対に「ごめんね」
なんて言わないで。その言葉を聞いたら、心が折れそうになるから。
お願いだから言わないで。
普段恥ずかしくて言えないけどいつも心の中で感謝しているよ、
本当にありがとう。これから、もっともっと手がかかるけどよろしくね。
大人になったら私の奢りで何か美味しい物食べに行こうね。
それまで待っててね。
★ お母さんに会いたい
私にはお母さんがいない。会いたいけど会えない。この気持ちは
誰にも分からない。お父さんにもあまり会えない。私は、お母さんを
憎んでいる。私たちを残して、どこか遠くに行ってしまった。
私達みんなを置いていった。家族がバラバラになった。
でも憎んだとしても、お母さんは私のお母さん。
私を産んでくれたお母さんだ。その事だけは分かっている。
1つだけお母さんに言いたい。
「産んでくれてありがとう、お母さん。お母さんに会いたい。」
あぁ、この言葉がお母さんに届いたら、どんなにうれしいだろう。
「お母さん、お母さん。」
お母さんには届かない。届かなくても何度も何度も言った。
★ お母さんへ
お母さん、まず私は言いたい。私はいい子じゃないよ。
ただ長女だから。だからおかあさんは
「いつもありがとね、しっかり者でうれしいわ」
なんて言ってくれる。でもね、私は正直もっと甘えたいよ。
しっかり者だったら手がかからないから安心なんでしょ。
弟を見て思う。私が小学生の時、わざわざ漢字辞典まで買って
勉強教えてくれた?宿題しないの?と声をかけてくれた?
弟と比べることは間違っているかもしれない。
だけど、私はそんなプラス思考でもないし、悪い方向ばかりに
考えてしまう。でもね、こんなことを言う時点で私はお母さんに
甘えているんだよね。
私に人の心を読める力があれば、お母さんの心の声を聞いてみたい。
お母さんの事は好きだよ、でも私のことも好きかな。
私のことをいい子だなんて思わないで。
なんて、こんなかんじ。
もっと、短い文もあるんですが。。。。。
最後の「手紙」はなんだか、長男のハリセンボンを思い出しましたね~。
小さい頃、やっぱり 「いい子」 って言われたりしてましたね~。
今は親元を離れて、楽しくやっているようですが。。。。。
なので、彼にとっては寮生活は良かったのかな?なんて思います。
まだまだ、分かりませんが。
上の2つの「手紙」は、なんだか泣けます。
>「産んでくれてありがとう、お母さん。お母さんに会いたい。」
この言葉。言われたらどんな親でも (T_T)。
この子のお母さんにぜひ届けたいです。。。。。
by todotodo1
| 2008-11-09 16:08
| かあちゃん